地方ほのぼの新聞
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2025年問題と2040年

 訪問介護事業の廃業については、既にここで書いた。そこで、移管先のヘルパーとの合同ヘルパー会議が、移管先の主催で行われた(写真は会場となった公民館)。同会議には、市の保険福祉部長の他、関係する地域包括支援センターのセンター長が3名、日曜日というのに来賓として出席して下さり(4月30日)、お祝いの言葉を述べられた。そして私も、今回の吸収合併の経緯を話し、更に、次のような内容を述べた。

 「今までのご利用者は、団塊の世代を想定し、いわゆる2025年問題に対応した制度に下ずく介護であった。しかしこれからは、15年後の2040年頃からの介護を真剣に考えなければならない。これからは、(人手不足の中)インターネットを経験した人が高齢になっていくからだ。(資料を手に挙げながら)ここに、厚労省が三菱UFJ銀行の関係会社に依頼した2040年頃からの介護を想定した地域包括ケアシステムについての研究報告書がある。私はこれに沿って、これからの時代の社会と介護を考えていきたい」と。

 そもそも私がこの道に入ったのは、インターネットが初めて世に登場した頃、妻の献身的な義母への介護を目の当たりにしたからであった。その頃、私は、私なりのインターネット時代の社会と介護を考えてみた。しかし年齢的に、今や私に出来ることは限られてきた。が、22年間に亘るNPO活動のノウハウを、上記研究報告書に書いてある地域づくりに可能な限り役立てたい。H.U

2023/05/12
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馬鹿の知恵

 数日前、私とほぼ同年代のXさん(男性)が、事務所に遊びに来た。彼は、サラリーマン時代は営業をしていたらしく、現実の社会のことをよく知っている。そこで私はXさんに、「日本人は、私も含めて、ディベートが苦手だから、新年に特定秘密保護法について皆で意見交換会をしたいと思う」と言った。するとXさんは、「日本人は村八分を恐れるから言わないよ」として、私の企画を危惧した。そして同法案に関しては「甘いと相手になめられる」としつつも、「結論が早すぎた」というようなことを言った。更に面白いことにXさんは、「『国民は馬鹿』と官僚は強く思っている」と言った。事実、官僚は国民を馬鹿と思っているのだろう。でなければ、成長戦略を検討すべき終盤国会に、あのような法案を内閣経由で急いで国会に提出しない筈。そしてその法案を、(馬鹿な)国民の代表である(馬鹿な)国会議員が、引用文が多いため訳の解らない法案なのに、それをよく理解しないまま法律にしてしまった。そこで私はXさんに次のように言った。「1%の(馬鹿な)国民が、(馬鹿の知恵で)結束すれば、(馬鹿な)国民は変化する」と。するとXさんも、納得した様子であった。H.U

(本記事はfacebookの私のウオールにも掲載しました)

2014/01/01
ほのぼの写真

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