地方ほのぼの新聞
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6月14日(土)の予定 他(雑感)

(1)本日のカルチャーは気功太極拳です。

(2)イスラエルがイランの核施設を空爆しました。これがエスカレートしていくと、被害を受けるのは結局世界の市民。そこで、世界の善良なる市民が結束する必要があり、この理論がA土俵、B土俵論と思っている。かって日米同盟強化に大きな影響を与えたハーバード大学名誉教授(故人)のジョセフ・ナイ氏は、国防には軍事力や経済力などのハードパワーだけでなく、価値観や文化などを通じて他の国や国民をひきつけるソフトパワーが必要だと説いた。私はそのソフトパワーをA土俵(国土というハード)、B土俵(市民の心というソフト)という概念を使って普及したかった。今や、内外を問わず誰でもよい、A土俵、B土俵の概念を世界に発信し、世界平和に貢献して欲しいのだが・・・。私は、微力ながらこのための独自SNS(地方ほのぼの新聞)も開発したのだが・・・。HU

2025/06/14
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五個荘

五個荘と書いて「ごかしょう」と読むこの地に、娘の家族と訪れた。さわやかな秋晴れに恵まれ、近江商人達の屋敷街を散策した。明治時代には全国長者番付に名を連ねるなど、近江を代表する豪商としての地位を築きあげた屋敷など数軒を歩いて回った。このような立派なお屋敷を建てられた人達にも多大な苦労があった筈である。普通の凡人とはどこが違うのであろう。やはり自分(家族を含め)を律する力が人並みではなかったと確信する。それぞれの家にはしっかりとした家訓があり、こと細かい家訓、妻に対する家訓が、かもいにかかげられてあった。さすがと思ったのは、自分達にとても厳しかったようである。台所は広く、恐らく大勢の使用人がいたと思われるが、自ら率先して生きる哲学を示していたのであろう。倹約、勤勉、誠実を重んじ、困っている人達には手を差し伸べようとする精神もうかがわれた。生活の場となる本屋は質素でありながら、客殿は総ヒノキ造りの立派な応接セットとグランドピアノが置かれてある大広間もあった。やはり昔の人は、他人に対してのおもてなしの心が培われていたのだと思う。現代のわれわれは、まず自分が一番いごこちがよければ、他人はどうでもよいというような精神の人達が多くなっているような気がする。この時代の精神がすべていいとは限らないが、日本人の礼儀正しく、こまやかな心をもう一度取り戻せたら、もっと人にやさしい世の中になるのでは、とふと思った。帰路、安土桃山城跡の小高い山を眺めた。歴史に名を連ねた武将達が、こののどかな田園風景の中を颯爽と走る姿に思いを馳せながら、歴史散策の旅を終えました。

2008/10/16
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