地方ほのぼの新聞
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6月11日(水)の予定 他(雑感)

(1)本日のカルチャーはありません。

(2)昨日書いた私の持論であるA土俵、B土俵論は、私も歳を重ねたので、もはや述べないことにしていました。しかしこの複雑な社会の中、何とか生きていると、再び私の持論が浮かび上がってきたのです。NPO法人設立当初、某国立大学の教授であった義兄が、私の持論を聞いて、「新聞社へ行け」「大学院へ行って論文を書け」「日本では納得のいく理論でも大学院で論文を出さないと認められないから」・・・。今は亡き義兄の言葉が再び蘇ってきました。(続く)

2025/06/11
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Tさんとの別れ

 「リリリーン・・・」。数日前のこと、電話が鳴り、妻が受話器を取った。しかし「Tさんの奥さんからヨ」と言われて私に代わった。私は不吉な予感がした。案の定、それはTさんが亡くなったお知らせであった。Tさんは「気功太極拳」の会員で、昨秋から稽古を休んでいたが、数年前のNPO法人設立10周年記念ミュージカルでは、元気にエキストラとして出演して戴いた。「主人は、普通ならばとても考えられない舞台を経験させて戴き、大変感謝しておりました。早く治って、みんなとまたお会いしたいと・・・。しかし駄目でした」と涙声で話す奥さんの声に、私も声を詰まらせた。受話器を戻し、Youtubeでミュージカル「来夢来人」を観た。再生回数は8000回を超えていた。素人ミュージカルにしては結構多い方だろう。本ミュージカルは、観劇者が飽きないように、社交ダンス、フラダンス、日本舞踊など各種の踊りを組み込み、ストーリーを展開した。Tさんはこの社交ダンスのあと、エキストラの代表として登場し、舞台で使う椅子、黒板などの小道具類を、観客が観ているなかで配置しながら、相棒のエキストラと二人で会話をする。

「エキストラって何だ?」
「その他、大勢だよ」
「その他大勢?」
「俺も主役がしたいなあー主役が!」と続いたあと、Tさんは言う。
「でもさあ、このミュージカルは誰が主役か分からないよ、俺達エキストラも最後は結構光が当たるんだよ」。
こう言うTさんが、この時、ガンに侵されていたとは決して思えなかった。

 混迷する社会が続く。その原因の一つは、少数の、いわゆる一般的にいう主役が悪いような気がする。そこで多くのエキストラ(市民)が主役となって頑張れる社会にしたいものだ。それには、真の行政改革と規制緩和、そして何よりも選挙制度改革が必要であろう。本日はTさんのお通夜、明日は告別式。Tさんの冥福を祈るとともに、私もそのようなエキストラの一人として、エキストラに光が当たる日を目差し、微力ながら努力することをTさんにお約束をし、Tさんとお別れをしたい。H.U

(本記事はfacebookの私のウオールにも掲載しました)

2013/01/25
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