地方ほのぼの新聞
生活人語
不定期更新

7月5日(土)の予定 他(雑感)

(1)本日のカルチャーは気功太極拳です。

(2)鹿児島の離島で地震が頻発しているようです。そこで思い出すのは東北大震災。あの時、私は、今日行う気功太極拳の会場である八木北小学校体育館の横の道を車で走っていました。私は車を停めました。目の前の電信柱の揺れが想像を絶し、あの電信柱が倒れて車に直撃したらと一瞬思いました。こうして今でも私は生きていますが、この地震での被害はその後のメデイアの報道の通り。津波、原発・・・。天災はどうしようもなく、しかし、この備えは官民揃って必要と思いつつも・・・。HU

2025/07/05
トピック
個人ブログの記事を紹介

道元禅師の歌

 日本の四季の美しさを詠んだ道元禅師の和歌に惹かれ、其の心を読み取ろうと調べている中で、『川端康成と禅』に出会いました。
ノーベル文学賞を受賞した小説家、川端康成の受賞記念講演「美しい日本の私」の冒頭は、道元禅師の本来の面目(本当の自己)を歌った和歌で始まります。そして、禅に関わる一休、良寛、明恵などを紹介し、「川端の文学の基底には禅が流れている」、更に、「道元の四季の歌も、本来の面目と題されておりますが、四季の美を歌いながら、実は強く禅に通じたものでしょう」とも語っています。
講演の最後に川端は、自らが「川端の作品は、道元禅師と同じ禅に通じたものなのである」という文章で締めくくっています。
美しい日本の自然と親しんだ川端康成の文学に尊いものを感じました。

春は花 夏ほととぎす
秋は月 冬雪さえて(冴えて) 冷し(すずし)かりけり

                  道元禅師の歌         三井明雪書

2012/06/17
ほのぼの写真

撮影場所: