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7月4日(金)の予定 他(雑感)

(1)本日のカルチャーはありません。

(2)参院選が公示されました。しかし、参院と衆院の役割はなんだろうか。衆院は多数決で政治を決めていいと思うが、本来、参院は良識の府であるべき。私の持論であるA土俵、B土俵のコミュニテイー論では、A土俵の代表が衆院、B土俵の代表が参院なのだが・・・。そして今は、A土俵の中にB土俵が包含されているため、参院も衆院のコピー版のようになっている。そこで政治は、もっと長いスパンで、そして世界の混迷も見据えて考えて欲しいものだが・・・。HU

2025/07/04
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道元禅師の歌

 日本の四季の美しさを詠んだ道元禅師の和歌に惹かれ、其の心を読み取ろうと調べている中で、『川端康成と禅』に出会いました。
ノーベル文学賞を受賞した小説家、川端康成の受賞記念講演「美しい日本の私」の冒頭は、道元禅師の本来の面目(本当の自己)を歌った和歌で始まります。そして、禅に関わる一休、良寛、明恵などを紹介し、「川端の文学の基底には禅が流れている」、更に、「道元の四季の歌も、本来の面目と題されておりますが、四季の美を歌いながら、実は強く禅に通じたものでしょう」とも語っています。
講演の最後に川端は、自らが「川端の作品は、道元禅師と同じ禅に通じたものなのである」という文章で締めくくっています。
美しい日本の自然と親しんだ川端康成の文学に尊いものを感じました。

春は花 夏ほととぎす
秋は月 冬雪さえて(冴えて) 冷し(すずし)かりけり

                  道元禅師の歌         三井明雪書

2012/06/17
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