<兵庫県知事選と選挙改革(4)―日本の戦略ー>
混迷する日本の戦略は、浅学で小心な私がここで考えることではないが、前回の題記(2)(3)で述べた「電子政府づくり」がベストと思う。この戦略は長い期間を要するが、その結果は、我々市民の日頃の生活をベースとしたソフト面(人間の心)から、日本は世界に影響を与える存在になると思う。中国の一帯一路戦略は、ヨーロッパで唯一の参加国であったイタリアが離脱したように、国と国の交渉になり困難を極める筈だ。しかし、日本の電子政府は、マズローの人間の欲求説に従ったソフト戦略であるため、市民一人ひとりが日頃の生活の中で幸せを追求していけば、自然に良いシステムが出来、確固とした電子政府につながる。日本の電子政府戦略は、日本の平和憲法を各国市民に理解して戴き易く、その結果、世界平和に貢献出来、日本の国土(ハード)防衛にもつながる。では、このような電子政府づくりの展開方法を下記に記す。
<電子政府づくりの展開方法>
① 既存メデイアが、以前、日本政府が発表したIT基本戦略の 項目の一つである電子政府という単語をクローズアップさせ, 宣伝する。
② 既存メデイアが「電子政府は各地/各種のコミュニテイーをSNS技術により纏めるソフトウエア群で、市民が使いなが ら充実させていくアプリ」であることを発信する。
次回は既存メデイアが何故、電子政府づくりを目指すべきかの理由を書きたいと思う。
尚、ここまでの経緯(1)~(3)は、私のサイトをご覧になって下されば幸いです。
(写真は紅葉した事務所の花水木と藤の木)
「ごちそうさん」と本田宗一郎
NHK朝のテレビ番組「ごちそうさん」が面白い。主人公の義父は過去、銅山の鉱毒事件で地域住民とトラブルを起こし、それが原因で家族との関係も複雑にした。しかしやがてお互いに理解し、主人公の嫁ぎ先家族と同居することになる。そして先週土曜日の場面。義父は大阪の地下鉄工事を担当している息子(主人公の夫)に、次のような意味のことを言った。「(安全)技術は技術で解決するしかない、しかしその背後に、人間の心があることを忘れないで欲しい」。自らの経験で学んだことを、遺言のように伝えたかったのであろう。その夜、主人公がつくる朝食を夢見ながら、義父は眠るように亡くなった。まさに理想的な大往生である。
話しは変るが、政府は民意を無視し、官僚の筋書き通りに何事も進めているように思えて仕方ない。沖縄基地問題、原発推進、特定秘密保護法、憲法改正・・・。思うに、このような政権運営は、「美しい国」といった抽象的な言葉だけ語っていれば、あとは全て官僚が進めてくれるため非常に楽であるからだ。では楽でない方法は?。それは行政改革に手をつけることである。そこで本ブログの読者は、是非、YouTubeに「行政改革」と入力し、故本田宗一郎氏の埼玉県本庄市での講演を聴いて欲しい(約1時間、5分割)。アベノミクスの成長戦略は、行政改革から生まれる市民の力によって成し遂げられると私は確信している。ところが、今の政府の成長戦略は、過去の全政権と同様、タテ割り組織で育った官僚が担当分野別につくった資料を、単にホッチキスで留めたものに過ぎない。このままでは、例え短期的には景気が上向いても、借金を重ねて次々に発行される紙幣は、やがて価値が下がり、我々の子供や孫達は食べるのに苦しむことになるだろうとは、経済学者でない私にも解かる。故本田宗一郎氏は、「皆さん、もっと怒れ!」と、当時の講演でも語っている。そこでその怒り方の一つとして私は、前回のブログで書いた「馬鹿の未来を語る座談会」を、これからも毎月1回、定期的に開くことにした。更には、十数年間にわたるNPO活動の実践で自信を得た成長戦略らしきものを、我々の子供や孫達の時代のためにドキュメントとして纏め、残しておきたいと思っている。上記の座談会で某氏は言った。「総合的に検討しなければならい」と。私は「そうですね」と答えた。H.U
(本記事はfacebookの私のウオールにも掲載しました)
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