地方ほのぼの新聞
生活人語
不定期更新

11月25日(月)の予定 他(雑感)

(1)本日のカルチャーは健康体操ですが、先生のご都合により、中止になりました。

(2)一昨日の土曜日、某音楽教室の発表会があり、私も20周年記念自作ミュージカルを公演
   したおおたかの森ホールで独唱をしてきた。歌った曲は「わすれな草をあなたに」と
   「ここに幸あれ」。自己評価は「まあまあ良かった」と思う。今、私のブログ「生活人 
   語」を時々更新しているが、上記ミュージカルでも訴えたように、「ここに幸あれ」を
   個人レベルと国家レベルで書いてシリーズの終わりとしたい。HU

2024/11/25
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「THIS IS IT」

 舞台模様をちりばめた衣装に、独特のポーズ。顔は見えねど、不思議な妖気を漂わせるポスターは、マイケル・ジャクソン? 確かマドンナのミュージカル映画でアレルギーをおこし、飛び出したことがあった筈。迷いながらも霊魂の誘惑に負けて?「THIS IS IT」を観てしまった。そんな私が観(魅)せ、聴かせ、陶酔させられて、満席近い人々と去りがたい余韻を共有しようとは・・・
 情報を得たくて次女にメールをいれると、「お母さんがマイケルを観るなんて、オドロキ! 契約上、資料は作れなかった」とのこと。ポップス界の王に宣伝は不要らしい? 自信のほどは、27日まで延長決定!の大ヒットで間違いなく立証され、成程、流石である。
 この映画は、(叶わなかった)ロンドン公演を控えたリハーサルの様子を、人類へのメッセージを添えて披露した遺作だった。TVで細切れにしか目にしなかった映像が、素晴らしい迫力でつながり、マイケルの魅力全開!!
 オーディションを勝ち抜いたプロたちの中心で、神がかり的な才能と存在感を見せつけるダンスに、心地よい歌声… 一握りほどの顔よりも大きく見える手足は、片時も動きやめず、華奢な体から発散する強烈なオーラに、我を忘れて別世界にひきこまれた。
 中でも感銘を受けたのは、自ら熱演の最中にあっても、スタッフのどんな些細な動きや音程をも見(聞き)逃さず、注文や演出のアイデアを出す、妥協を許さぬ場面だった。
 そんな時、穏やかな声で彼はいう。
 「君を愛してるよ」
 「ここが君の見せ場なんだ。大丈夫、僕がついているよ」 
合間には、「喉の休養中だから、余計な声を出させないで」と。 なんという情味あふれる優しさ、プロ意識であろうか・・・ ファンを虜にするカリスマ性の意外な一面に触れ、嬉しさがこみ上げ、感動した。
 完成された本番よりも、舞台裏の人間模様に、より興味をそそられる背景が私にあったせいかも知れない。大成功だったNPOのミュージカル、「来夢来人」の稽古中に、演出のUさんから伝わった思いやりと情熱を、無意識のうちにダブらせていたからに他ならなかった。。。
 私にとってのマイケル、といえば、兄たちに交じって歌い、軽やかにステップを踏む、少年時代の笑顔しか印象になかった。その後の結婚と離婚、裁判沙汰、死後一斉に報道された不可解な私生活。何よりも、グロテスクなまでに整形を重ねた変貌ぶりには絶句! でも、その姿こそが、完璧主義といわれる、飽くなき自己完遂への象徴だった…というべきなのか、知る由もない。
 凄まじい生き様が、孤独感や仕事の重圧とあいまって、繊細すぎる心身を蝕んだのだとしたら??? 俄かファンのこんな憶測に、天国の彼は苦笑するだろうか・・・ 突然の死が惜しまれる。
 最新アルバムのCD、「THIS IS IT」の広告には、こう記されていた。
「マイケルは願った。 世界が一つになることを。 みんなと一つになることを。」
 スクリーンの中でも、少女と自然の風物を通して、私たちに訴えていたテーマでもあるのだろう。エンディングの、“地球を癒やそう”に、環境・人類愛への思いの深さを、うかがい知ることができた。
 眼鏡を持ち合わせず、一瞬の間に薄れた字幕の記憶を取り戻し、謙虚な、愛に満ちた言葉の温もりに浸りたい…
 「あなたは 何回観ますか!?」 ポスターの、たった一行だけのキャッチコピーが、じ~~んと効いてくる。。。

2009/11/17
ほのぼの写真

『作品集 美の恵み...

撮影場所:
2024/10/28