11月25日(月)の予定 他(雑感)
(1)本日のカルチャーは健康体操ですが、先生のご都合により、中止になりました。
(2)一昨日の土曜日、某音楽教室の発表会があり、私も20周年記念自作ミュージカルを公演
したおおたかの森ホールで独唱をしてきた。歌った曲は「わすれな草をあなたに」と
「ここに幸あれ」。自己評価は「まあまあ良かった」と思う。今、私のブログ「生活人
語」を時々更新しているが、上記ミュージカルでも訴えたように、「ここに幸あれ」を
個人レベルと国家レベルで書いてシリーズの終わりとしたい。HU
「わたしは貝になりたい」を観て
フランキー堺さんの「わたしは貝になりたい」を観たのは小学校の頃であったと思う。内容は全く覚えていないのに、主人公が絞首台へ続く階段を昇っていく最後の場面が今でも鮮明に心に焼き付いている。今まで観た映画の中でワーストワンに思えるくらい後味が悪く、幼い私にとってはただただ怖い映画だと思っていた。そんないやな映画をもう一度観ようと思ったのは、何故主人公が貝になりたかったかを知りたかったからである。昔のものとは違い、映像はカラーで自然描写もとても美しいものであったが、その意味がわかると一層、とても辛く楽しい気分で帰れるような映画ではなかった。ただただ家族を守る為だけに懸命に生活をしている、どちらかといえば弱い立場の人が時代の大きなうねりの中で翻弄され、理不尽な理由で戦争責任を負わされる。彼は、自らが戦争を始めたわけではなく、捕虜を殺す意思など全くなかった一人の善良な庶民。今過去の戦争について様々な意見がでている。しかし誰が悪かろうと戦争というものは残酷であり、一番痛い目にあうのはその場から逃げることの出来ない一般庶民であることは間違いない。人間は最低限、自分の意思で物事を決め、自分の納得のいくかたちで責任を取れる世の中であって欲しい。そのためには、世の中の動向を見据えていかなくてはいけないと痛感させられた映画であった。若い人達も是非観てほしい映画である。
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