地方ほのぼの新聞
生活人語
不定期更新

11月27日(水)の予定 他(雑感)

(1)本日のカルチャーはレクダンスです。

(2)生活人語を更新しました。難しい内容ですが、私がNPO法人を設立した動機などを
   シリーズで纏めておりますので、少しでもご理解して下されば幸いです。
   この「地方ほのぼの新聞」と称する独自SNSを始めた頃は、毎日、投稿しておりました
   が、やがて加齢と共に週に1回、そして随時と、投稿回数が減ってしまいました。
   しかし、まだ、こうして投稿できることに感謝しなければならないと思っています。HU
   

2024/11/27
トピック
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アメリカ大統領選を思う

 アメリカ大統領選で民主党オバマ氏が再選された。共和党ロムニー氏との接戦は、世界のメデイアを沸かしたようだ。いろいろな見方はあるが、メデイアの報道を単純に述べれば、オバマ氏は大きな政府で弱者救済、ロムニー氏は小さな政府で弱者切り捨て。そこで私は思う。オバマ氏の大きな政府は私の意に反する。しかしロムニー氏の弱者切り捨ても気になる。しかし両氏とも、雇用を増やし、経済を安定させ、強いアメリカにしていくことは、私の意とは関係なく、共通している。アメリカ一国による世界支配は不可能となり、この分極化の時代には当然であろう。このような中、共産党一党独裁の国家・中国が台頭している。上からことを進めるには簡単な国である。しかし最近はアメリカと同様、格差問題という大きな爆弾を国内に抱えているようだ。

 
 ところでアメリカ大統領選で、私は自らの考え方に自信を深めた。両陣営とも、この接戦を制するには、中間層の支持を集めることがポイントとしてきたからだ。そこで私の持論を再び述べたい。私は中間層の意思を社会に反映させていくにはどうしたらよいかということを常々考えている。それが私のコミュニティー論である。ではこの中間層とは、どのような人達だろう? それは、コミュニティーをとおして、地域の人達がお互いに自らの能力を活かし、マズローの欲求説に従い自己実現を図ろうとしている人達と私は考えている。そしてこのようなコミュニティーの代表格として、私は全国の何処にでもある公民館サークルに目をつけた。このコミュニテイーは、宗教、男女、貧富、学歴などに関係ない多様性の時代を象徴するコミュニティーだからだ。また公民館を中心としたコミュニティーならば、土地というハード的な境界線も曖昧になる。私は流山市にある公民館を使っているが、近隣の柏市や野田市の市民にも門戸を開放している。こうして公民館サークルを出入り自由なコミュニテイーとして捉え、この多様性とグローバル化がキーとなった時代に、身近なところから新しい社会の仕組みづくりをしようと、十数年間、私が考えるコミュニティーづくりをここで実験し、実践し、成功した。そこでこれをモデルに、全国でもこのような出入り自由なコミュニティーを競ってつくれば、更に良いコミュニテイーが出来、社会は徐々に変わっていくと思っている。そこには、コミュニティーの自立を図る企業的要素(私の場合は訪問介護事業)がある。ボランテイア的要素(私の場合は生涯学習)もある。友達同士で行う、助け合いシステムもある。更にこのコミュニティーは、二世、三世が幅を利かす世の中にあって、地域に埋もれやする若い人たちのアイデイアや能力を活かした起業支援も出来る。アメリカには教会を中心としたコミュニティーがある。しかし多神教の日本では、公民館サークルを中心に文化面を中心としたコミュニティーの存在が大きいと私は思う。この公民館サークルは、一般的に、中高年者などの単なるヒマつぶしのように思われがちであるが、超高齢化社会に向かう中、ここに明治維新以来続いている日本の強固な古いタテ構造の仕組みを、インターネット時代に適した、新しく、しかも、世界も動かすようなヨコ型社会をつくる大きな力があると私は信じている。

 日本は、形式的には、民主主義国家である。しかし実質的には、一党独裁の中国と同様、官僚主導国家でもある。しかも悪いことに、日本の場合は政党がバラバラなため、政治が前に進まない。しかしよく考えると、この多様性の時代は、バラバラ抗争を続ける日本の政治の方が中国より自然な姿かもしれない。やはり日本は中国より一歩、二歩、先を進んでいる。高齢化社会への対応もそうだ。中国も、かつての一人っ子政策の結果、やがて高齢化社会になる。その時は、今の日本が参考になるだろう。そこで日本が一党独裁の中国に模範を示し、世界をアッと言わせ、日本のペースで世界を動かすには、両国の官僚支配を止揚する考え方、すなわち相対立する考え方を、より高いレベルで統合する考え方を確立する必要があり、それは、「市民の知恵」による「市民の力」であると私は思う。そしてそれは、バラバラ抗争の末、三党(民主、自民、公明)合意の下に決まった社会保障制度改革国民会議の核心と思う。この会議の進め方、内容によって脱官僚が出来るか否か、また超高齢化社会に突き進む日本の未来が決まる。そこで同会議については別途書きたい。 H.U

(本記事はfacebookの私のウオールにも掲載しました。また、私のコミュニテイーづくりにご興味のある方はノウハウをお教え致しますのでご連絡下さい。huwaya@kind.ocn.ne.jp)

2012/11/24
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『作品集 美の恵み...

撮影場所:
2024/10/28