地方ほのぼの新聞
生活人語
不定期更新

11月27日(水)の予定 他(雑感)

(1)本日のカルチャーはレクダンスです。

(2)生活人語を更新しました。難しい内容ですが、私がNPO法人を設立した動機などを
   シリーズで纏めておりますので、少しでもご理解して下されば幸いです。
   この「地方ほのぼの新聞」と称する独自SNSを始めた頃は、毎日、投稿しておりました
   が、やがて加齢と共に週に1回、そして随時と、投稿回数が減ってしまいました。
   しかし、まだ、こうして投稿できることに感謝しなければならないと思っています。HU
   

2024/11/27
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理事長挨拶

去る6月10日(日)、NPO法人C&Cクラブの第12回定期総会を同クラブ事務所にて行いました。参加者は、介護スタッフを中心に16名ですが、この時の私の冒頭での挨拶をご紹介します。

<特定非営利活動法人 C&Cクラブ 第12回 定期総会にあたって>

C&Cクラブの第12回定期総会を開催するにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

 NPO法人C&Cクラブは、本年の1月25日をもちまして12年目を迎えました。昨年度の事業収入は、諸般の事情により減少してしまいましたが、いつも申し上げますように、NPO法人の存在価値はその理念です。従って収入の増減は全く関係ありません。そこで本日の定期総会においては、その理念も含めて、私の自称123&4理論(ワンツースリー・アンド・フォー・スィオリー)を紹介したいと思います。内容は私が常に述べていることですが、この123&4理論という言葉自体は、今回の定期総会で私が初めて使う言葉です。理論などと大袈裟なことを申し上げましても、私は学者ではありません。しかし昨年の原発事故以来、私は多くの著名な自然科学者に失望しました。難しいことを述べても、自然科学者の意見や行動は頼りにならないことを知りました。原子力の安全神話を助長した学者は何だったのでしょうか。また法学、経済学などの多くの著名な社会科学者も、欧米の学者の考え方をコピーし、ほんのちょっぴり机上で現在の社会状況を分析し、自分の意見のように述べているだけのような気がしてなりません。そこで私は、これらの御用学者と違って、自らの実践をベースに、この閉塞感漂う日本を、若い世代から中高年者までが夢を描いてこの日本を変革していくための一つの考え方を纏めてみました。それが123&4理論です。それではイデオロギーにこだわらない、私流の素人理論をこれから述べたいと思います。新しい会計年度も2か月が過ぎ、少し遅い定期総会となってしまいましたが、会社の定期総会とは一味違ったNPO法人らしい内容が込められていると思いますのでしばらくお聞き下さい。

まず1(ワン)ですが、これはNPO法人として必須である、不動の理念です。
NPO法人C&Cクラブの理念は、「与えられた環境下、もって生まれた能力を最大限に生かせる社会を皆で築いていこう」というものです。従って、「幸せな人とは、与えられた条件下、もって生まれた能力を最大限に生かして生きる人」と定義し、また「豊かな社会とは、このように生きている人が多い社会」と定義しました。C&Cクラブの最初のCはCare(介護)のC、後のCはCulture(生涯学習)のCですが、よい介護とは要介護者にやってあげることではなく、要介護者の残存能力を精一杯引き出してあげることです。また介護を要しない多くの健常者も自分の力を発見できない人が多いようです。そこで生涯学習はそのような人達の自分発見の場でもあります。C&CのCの関連がよく解ったと思います。思いは一つ「能力の発揮」なのです。

次は2(ツー)ですが、これは次の二つがあります。
(1)出入り不自由なコミュニテイーと出入り自由なコミュニテイー
出入り不自由なコミュニテイーとは自治会コミュニテイーのことです。そして出入り自由なコミュニテイーとはC&Cクラブのようなコミュニテイーです。現在、前者はフオーマルコミュニテイー、後者はインフオーマルコミュニテイーのようですが、C&Cクラブのようなコミュニテイーをフオーマルコミュニテイーに格上げし、両コミュニテイーがバランスをもって運用することが社会のあるべき姿ではないかと私は思っています。私がブログで書いているA土俵(A国家)は前者をベースとし、B土俵(B国家)は後者をベースにしておりますので、詳しくは「地方ほのぼの新聞」というSNSの中でご覧下さい。
(2)小さなコミュニテイーとバーチャル・リアリテイーコミュニテイー
一つの理念、すなわち人間の能力を最大限に発揮するためには、何事もその気になって行動しなければ身につきません。そこで小さなコミュニテイーが有効であると思います。小さなコミュニテイーならば、人間一人ひとりの存在が大きく、行動し甲斐があるからです。またこのような考え方を普及していくためにはインターネットが有効です。そこで歩いて30分、自転車で30分、車で30分以内の市民がお互いに生き甲斐を持ってバーチャルな世界でもつながるコミュニテイーを多く作れば、社会は大きく変わると思います。

その次は3(スリー)です。これは、これからの新たなコミュニテイー、すなわち出入り自由でバーチャルリアリテイーのコミュニテイーは、次の三つの活動要素を持てば面白いと思っております。
(1)企業的要素・・・コミュニテイーの自立を図る要素で、C&Cクラブは訪問介護事業がこれに該当します。
(2)ボランテイア的要素・・・社会貢献をする要素で、C&Cクラブは16種のカルチャー活動がこれに該当します。
(3)扶助的要素・・・仲間同士で助け合い、公の負担を可能な限り減らすことを目指す要素で、C&Cクラブは友達ネットと称する助け合いシステムの運用がこれに該当します。

最後は4(フォー)です。私は現在の日本のNPO法人の形態を、その活動の比重により、次のように四つの形態に分類しております。そしてこの中でC&Cクラブは最後の(4)に属するとしています。このようなNPO法人については、新たな法律を制定すれば改革は一気に進むと思いますが、利権にからんだ議員が多い中にあってはなかなか困難と思うので、ここで詳しく述べるのは差し控えます。
(1)ボランティアに徹しているNPO法人
(2)企業と何ら変わらないNPO法人
(3)行政の下請けになっているNPO法人
(4)社会を質的に変える要素をもつNPO法人・・・C&Cクラブ

そうそう、4(フォー)には次もあります。それは私が常にこの定期総会で述べていることです。
(1)少子高齢化社会
日本は世界の先進国の中でもいち早く少子高齢化社会を迎えております。このような社会に対する日本の対応は、他国にとっても参考となるでしょう
(2) インターネット
これからは良くも悪くもインターネットの時代です。アフリカのチュニジアやエジプトではインターネットの力で政治が変わってしまいました。
(3)多様性
これからは多様性の時代です。人間一人ひとりの個性が生きる社会へと徐々に進めていくのが真のNPO法人の使命ではないかと思っております。
(4)コミュニテイー 
昨年の大震災で、諸外国は日本のコミュニテイーの素晴らしさを絶賛しました。C&Cクラブは自治会コミュニテイーと対比される新しいコミュニテイーなのです。

以上で私の123&4理論は終わりますが、如何でしたでしょうか。
平成24年度の会計年度は既に2か月が経ちましたが、このような理論をもちまして、本会計年度もNPO法人C&Cクラブは、皆様方と楽しく、また生き甲斐をもって、NPO法人らしい活動をしていきたいと思いますので、皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、本会計年度も、皆様方ご家族のご健康とご多幸をお祈り申し上げまして私の定期総会での挨拶にさせて戴きます。以上

2012/06/11
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『作品集 美の恵み...

撮影場所:
2024/10/28