11月27日(水)の予定 他(雑感)
(1)本日のカルチャーはレクダンスです。
(2)生活人語を更新しました。難しい内容ですが、私がNPO法人を設立した動機などを
シリーズで纏めておりますので、少しでもご理解して下されば幸いです。
この「地方ほのぼの新聞」と称する独自SNSを始めた頃は、毎日、投稿しておりました
が、やがて加齢と共に週に1回、そして随時と、投稿回数が減ってしまいました。
しかし、まだ、こうして投稿できることに感謝しなければならないと思っています。HU
山陰の大雪
しんしんと降り積もる雪景色は、ロマンチストによく似合う。飛騨高山の集落、そそり立つ峰々、渡り鳥の背景、オーロラの地、かまくら、雪明かり… 純白、峻厳な美しさに加え、何故か人を包み込む優しい温もりを感じさせる雪の趣に、魅せられた時期があった。。。
冬には弱い南国育ちの私が抱いた、そんな甘い雪への幻想が、一気に消し飛んだのは、仕事先や山陰暮らしでの豪雪体験だった。重く垂れこめた雨雲を見ただけで、いまでも憂鬱になる。
この冬、日本列島を襲った猛烈な寒気団は、自然の脅威を見せつけ、被害が拡大! 人々の困窮ぶりはいかばかりであろうか…と、身を置き換えて、案じ祈る日々が続いている。
新聞では、北極振動による大気と、南米ペルー沖での海水の動き(ラニーニャ現象)の余波で、最大の影響を受けた鳥取県米子市では、元旦の積雪量が観測史上最高の89㌢! 隣の境港市でも大晦日に70㌢積もり、12月の記録を更新したとのこと。忘れた頃にやってきたドカ雪に、ゲゲゲの鬼太郎ロードの妖怪たちも、戸惑ったに違いない。
姉妹の話によると、庭は雪原、樹木はボキボキ、屋根の樋も変形し、長靴スコップは売り切れ、停電、漁船の沈没から竜巻まで、なんでもありの酷い状況のようだった。
大晦日にやっとの思いで買い物にでたら帰れなくなり、必死で雪かきをして、公園に車を放置せざるをえなかった難儀さにも絶句!
孤独死対策で、ほうぼうに電話確認を頼んだという姉が、「昭和38年ぶり!」と嘆くのを聞いて、思い出し笑いした珍光景… その日は運悪く姉の結婚式だった。角隠しの花嫁衣装でタクシーの到着を待てども来ず。大通りからの曲がり角で、立ち往生を余儀なくされた車までの道のりを、皆が着物の裾をからげた長靴姿で、雪にまみれながら歩いた時のことは、以来語り草となった。
私は持病がいくつも加わった陰鬱な山陰の風土が体質に合わず、脱出したことに悔いはないが、亡き両親には随分心配をかけてしまった。 半世紀以上を親のひざ元で暮らした姉弟たちは、転居当時は爆笑ものだった方言や風習にも馴染み、今ではすっかり“土地の人”と化している。
それにつけても、「弁当忘れても傘忘れるな」、「嫁入り支度には傘と長靴」だった時代は、温暖化と共に遠ざかっていくのだろうか・・・ 気がかりでならない。
友人からの便りにも、「福岡でも雨風雪日が続き、山陰と似たような状況。昔はこんなことはなかったのに…」と、先行きの不安が綴られていた。
世界のあちこちで頻発する大異変は、人類の驕りに対する自然の警告なのであろう。 私はもうこれ以上の進化は望みたくない。ひたすら願うのは、地球の安全と平和のみ、である。
今日は大寒。寒さの底はこれかららしいので、雪深い地域の方々や境港の家族に、「どうか元気で乗り切って!!」と、申し訳ないような晴天を仰ぎつつ、心からのエールを送りたい。。。
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