11月27日(水)の予定 他(雑感)
(1)本日のカルチャーはレクダンスです。
(2)生活人語を更新しました。難しい内容ですが、私がNPO法人を設立した動機などを
シリーズで纏めておりますので、少しでもご理解して下されば幸いです。
この「地方ほのぼの新聞」と称する独自SNSを始めた頃は、毎日、投稿しておりました
が、やがて加齢と共に週に1回、そして随時と、投稿回数が減ってしまいました。
しかし、まだ、こうして投稿できることに感謝しなければならないと思っています。HU
馬鹿の未来
今に始まったことではないが、今年ほど我々国民が馬鹿にされた年はない。ここで詳しくその内容を書くのは省略するが、今は日本の民主主義が危ないと言っていいだろう。そこで頼りになるのはメデイア。しかし大手メデイアは上からの圧力が強いのか、目の前の自らを守るために右往左往しているような気がする。そこで安保法案が強行採決されたあと、私は地方新聞社を訪れ(三社)、その中の一社のXさん(デジタル化戦略担当)と直接お話をすることが出来た。私はXさんに「インターネット時代における新聞の将来を考え、生活者のためのSNSをつくらないか?」と提案した。するとXさんは私の話しを聞いたあと、次のように答えてくれた。「話は良く解る。しかし我々が独自にSNSをつくるとなると、セキュリテイーの問題などもあり大がかりになってしまい難しい。そこで貴方がFacebookなど今あるツールを有効に使い、貴方の考え方を多くの人に理解してもらったらどうか、そうすれば我々も動けるだろう」と。私はなるほどと思い、理論と実践に基づき論文風に纏めた小冊子「馬鹿の未来」をXさんに渡すと、家に帰り、早速「創発民主主義研究会」というグループをFacebook上で立ち上げた。また同ツールのいくつかのグループにも入り、定期的な投稿を今も行っている。下記「私のコミュニテイー論」もその中の一つであるが、自らのウオールにはまだ載せていなかったのでここに掲載する。「馬鹿の未来」を明るくする一助として、皆様方が私の思いを少しでもご理解して下されば嬉しいのだが・・・。
<私のコミュニテイー論>
私は、この混迷する現実の社会をA土俵と称す一方、市民によるインターネットの有効活用を考えた土俵をB土俵と称し、このB土俵を次のように考えました。
(1)タテ社会のA土俵に対し、B土俵はヨコ社会として、物事を総合的に考えることにしました。
(2)理論は日本の何処ででも適用できる一般的な考え方にして、その検証は介護と生涯学習の分野にて実践することにしました。
(3)A土俵の豊かさの尺度はGDPのようでありますが、B土俵は、人間の心の豊かさを大切にすることが大切と考えました。
(4)人間の幸せとは、与えられた環境下、もって生まれた能力を最大限に生かして生きることとし、このような人間が多数を占める社会を豊かな社会と考えました。
(5)人間は一人では生きていくのは大変ですので、何らかのコミュニテイーが必要と考えました。
(6)小さなコミュニテイー(原則として50人以内)ならば、人間一人ひとりの存在が大きくなるため、社会の担い手になる意識が高くなり、自らの能力を伸ばす機会も多くなると考えました。
(7)小さなコミュニテイーの中で、メンバーが社会の担い手になって戴けるように、コミュニテイーはボランテイア的要素を有することが大切と考えました。
(8)小さなコミュニテイーは、公の財政負担を縮小することを狙って、扶助的要素(助け合いシステム)を有することが大切と考えました。
(9)小さなコミュニテイーの発展形態として、小さなコミュニテイーの自立を図るために、企業的要素を有することが大切と考えました。
(10)A土俵の自治会コミュニテイーは、土地に縛られていますが、心の豊かさを求めるB土俵のコミュニテイーは、自らの能力を発見するためにいろいろなことに挑戦し、出入りが自由であることが大切と考えました。しかし、自分の能力や興味に気がついたあとは、継続は力なりと考えました。
(11)小さなコミュニテイーを、歩いて、自転車で、車で30分以内のメンバーがSNSを使ってバーチャル上でつながり、またリアルの世界でもいざという時、直ぐに会うことができるバーチャルリアリテイーの関係にすれば、市民がインターネットをより有効に使えるようになると考えました。
(12)小さなコミュニテイーがコミュニテイー連合体をつくり、この中でSNSを生活のツールとして有効に使いながら充実していき、また、コミュニテイーの数も徐々に増やしていけば、(11)のバーチャルリアリテイーの関係で市町村、都道府県の境界線は自然な形で曖昧になり、その結果、ソフト的な市町村合併や道州制は自然に出来ると考えました。
(13)A土俵のSNSは無料でありますが、小さなコミュニテイーが使うB土俵のSNSは有料制にし、コミュニテイーから使用料を得るようにすれば、この使用料は税金や介護保険料のような性格になると考えました。そして各地域にあったSNSのコンテンツ(内容)が充実していくと考えました。
(14)メデイアやIT企業などがB土俵のSNSを競争でつくるようになれば、その覇者は電子政府になると考えました。実際、A土俵の覇者の一角であるGoogleがその気になれば、GoogleはA土俵の他にB土俵でも世界政府になると思います。私はこのような電子政府をつくる呼び水(きっかけ)として、小さなサーバーを動かしております。
(15)私はメデイア、特に新聞に期待しております。何故ならば、新聞はインターネットが登場して以来、広告収入や購読者が減り、経営戦略が問われているからです。また、新聞によって社説が全然違うからです。そこで新聞が系列会社をつくって(14)に挑戦して欲しいと思っています。そうすれば、この難局にも関わらず国会を開かず、また、最高裁が違憲状態と指摘しながらも、なかなか根本的な選挙制度にしない立法に代わって、我々市民は新聞選びを選挙に代えることが出来ると思っています。
(16)マズローの人間の欲求説は5段階ありますが、現実の政府であるA土俵は下位レベル(生理的欲求、安全欲求)、すなわち、ハードを中心とした、人間の生命に関わる分野に集中してお金を使い、上位レベル(仲間を求める欲求、仲間から認められたい欲求、自己実現)、すなわち人間の生命に直接関わらない分野(B土俵)は、民間の活力によって行う方向に進んでいって欲しいと考えました。このような方向が、一人800万円もある国の借金(財政赤字)を徐々に解消し、また、市民の能力を生かした一億総活躍社会にし、新たな産業を起こし、その結果、税収入も増やし、それが再び財政赤字を改善するという好循環を生むと考えました。
こうして私は自ら考えたコミュニテイー論にて実際にSNSを有効に活用しながら介護事業と生涯学習活動をしておりますが、きっかけは義母の介護でありました。私は五十路を過ぎた頃、義母の慰問に来た義兄に上記のような私の発想を義兄に話しました。すると義兄は私に年齢を聞きました。そして私の年齢を聞くと「もっと若ければ大学院に行って論文を書けばいいんだが」と言いました。しかし当時、某国立大学の教授をしていた義兄が、何故そのようなことを私に言うのか、その時は解りませんでした。しかし、今になって解かってきたのです。私のような学者でない一人の市民がいくら理屈を言っても、学問の世界にも学会コミュニテイーがあり、私の発想など無視され続けると思ってきたからです。それは、原子力コミュニテイー、軍拡コミュニテイーなど、利権に絡んだコミュニテイーがあるのと同じように思えてきたからです。しかし、市民(生活者)の、市民(生活者)による、市民(生活者)のためのツールとしてのSNSを、利権に絡んだコミュニテイーにも負けないようにするため、たとえ私の代では出来なくても、せめて、上記のような考え方を次世代につなげていくように、私は自らのSNS「地方ほのぼの新聞」のトップ画面の左下に「馬鹿の未来」という題名をつけた小冊子の申込み箇所をつくりました。この小冊子は上記のような私の発想を、実践(実験)結果や課題も含めて論文風に纏めたものです。そこで皆様方の中で、この小冊子の入手をご希望して下さる方がいらっしゃれば嬉しいです。A4版30ページをコピーしてお送り致します。代金は小冊子が届いてからで結構です。小冊子が届き、もしお気持ちがおありでしたら、500円、若しくは1000円程度、最終ページにある郵便局口座に振り込んで戴ければ幸いです。郵送代、コピー代など必要経費を差し引いた残額は(8)に書いた「友達ネット」と称する助け合いシステムの教育ボランテイア基金に寄付させて戴き、東京のNGOを経由してアフリカ(エチオピア)の子供が学校へ行く教育支援に使わせて戴きます。
最後までお読みになって下さりありがとうございました。H.U
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