11月27日(水)の予定 他(雑感)
(1)本日のカルチャーはレクダンスです。
(2)生活人語を更新しました。難しい内容ですが、私がNPO法人を設立した動機などを
シリーズで纏めておりますので、少しでもご理解して下されば幸いです。
この「地方ほのぼの新聞」と称する独自SNSを始めた頃は、毎日、投稿しておりました
が、やがて加齢と共に週に1回、そして随時と、投稿回数が減ってしまいました。
しかし、まだ、こうして投稿できることに感謝しなければならないと思っています。HU
震災を忘れないということ
日本語を賛美し、日本文学研究の第一人者である米国人のドナルドキーンさんが日本国籍を取得、その後、記者会見をし、某新聞には次のようなことが書いてあった。「率直に言って、震災後の日本にがっかりしている、震災直後は力を合わせて東北の人を助けていると感じたが、いまは東京だけでなく何処も明るく、必要のない(電光)看板がたくさんある。もう忘れているのではないか」と。
震災後ちょうど一年が経った。私たちは、一瞬にしておもちゃのように、いとも簡単に町ごと全てを飲み込んでいった濁流を目にし、涙した。しかし第三者である我々にとって、今でも苦しみ、懸命に立ち上がろうとしている人たちの状況を深く理解するのはなかなか難しいようである。私達日本人は、今まで次から次へ新しい物を手に入れることに慣れてきた。そしてまだもっともっという気持ちに左右されている。しかし、震災を通して、いかに物質は簡単に無くなってしまうかを知った。また必要以上の電力に頼る人間の欲望がとりかえしのつかない結末を導くことも知った。しかし、人と人との支えあいは、決して津波にも流されることなく、強い絆で結ばれていることを知り驚いた。先日の鈴木氏の講演でも、目に見えるものではなく、目に見えない物が一番大切であると同氏の体験を通して知った。今が私達にとって、未来の子供達の為にも、すばらしい地球が永遠であるよう、自然に敬意を払い、自然と共生していく暮らし方をもう一度考え直す良いチャンスであるのかもしれない。それには、震災のことを決して忘れてはいけないということ。このことを昨日のラジオでは次のように言っていた。「忘れない為には、心の記憶を書き止めること。書き止めておけば、今の自分とその時の自分がぶれていることに気付く」と。
ドナルドキーンさんが愛した美しい日本、そして日本人が、いつまでも永遠であるように祈りたい。
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