地方ほのぼの新聞
生活人語
不定期更新

11月27日(水)の予定 他(雑感)

(1)本日のカルチャーはレクダンスです。

(2)生活人語を更新しました。難しい内容ですが、私がNPO法人を設立した動機などを
   シリーズで纏めておりますので、少しでもご理解して下されば幸いです。
   この「地方ほのぼの新聞」と称する独自SNSを始めた頃は、毎日、投稿しておりました
   が、やがて加齢と共に週に1回、そして随時と、投稿回数が減ってしまいました。
   しかし、まだ、こうして投稿できることに感謝しなければならないと思っています。HU
   

2024/11/27
トピック
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「THIS IS IT」

 舞台模様をちりばめた衣装に、独特のポーズ。顔は見えねど、不思議な妖気を漂わせるポスターは、マイケル・ジャクソン? 確かマドンナのミュージカル映画でアレルギーをおこし、飛び出したことがあった筈。迷いながらも霊魂の誘惑に負けて?「THIS IS IT」を観てしまった。そんな私が観(魅)せ、聴かせ、陶酔させられて、満席近い人々と去りがたい余韻を共有しようとは・・・
 情報を得たくて次女にメールをいれると、「お母さんがマイケルを観るなんて、オドロキ! 契約上、資料は作れなかった」とのこと。ポップス界の王に宣伝は不要らしい? 自信のほどは、27日まで延長決定!の大ヒットで間違いなく立証され、成程、流石である。
 この映画は、(叶わなかった)ロンドン公演を控えたリハーサルの様子を、人類へのメッセージを添えて披露した遺作だった。TVで細切れにしか目にしなかった映像が、素晴らしい迫力でつながり、マイケルの魅力全開!!
 オーディションを勝ち抜いたプロたちの中心で、神がかり的な才能と存在感を見せつけるダンスに、心地よい歌声… 一握りほどの顔よりも大きく見える手足は、片時も動きやめず、華奢な体から発散する強烈なオーラに、我を忘れて別世界にひきこまれた。
 中でも感銘を受けたのは、自ら熱演の最中にあっても、スタッフのどんな些細な動きや音程をも見(聞き)逃さず、注文や演出のアイデアを出す、妥協を許さぬ場面だった。
 そんな時、穏やかな声で彼はいう。
 「君を愛してるよ」
 「ここが君の見せ場なんだ。大丈夫、僕がついているよ」 
合間には、「喉の休養中だから、余計な声を出させないで」と。 なんという情味あふれる優しさ、プロ意識であろうか・・・ ファンを虜にするカリスマ性の意外な一面に触れ、嬉しさがこみ上げ、感動した。
 完成された本番よりも、舞台裏の人間模様に、より興味をそそられる背景が私にあったせいかも知れない。大成功だったNPOのミュージカル、「来夢来人」の稽古中に、演出のUさんから伝わった思いやりと情熱を、無意識のうちにダブらせていたからに他ならなかった。。。
 私にとってのマイケル、といえば、兄たちに交じって歌い、軽やかにステップを踏む、少年時代の笑顔しか印象になかった。その後の結婚と離婚、裁判沙汰、死後一斉に報道された不可解な私生活。何よりも、グロテスクなまでに整形を重ねた変貌ぶりには絶句! でも、その姿こそが、完璧主義といわれる、飽くなき自己完遂への象徴だった…というべきなのか、知る由もない。
 凄まじい生き様が、孤独感や仕事の重圧とあいまって、繊細すぎる心身を蝕んだのだとしたら??? 俄かファンのこんな憶測に、天国の彼は苦笑するだろうか・・・ 突然の死が惜しまれる。
 最新アルバムのCD、「THIS IS IT」の広告には、こう記されていた。
「マイケルは願った。 世界が一つになることを。 みんなと一つになることを。」
 スクリーンの中でも、少女と自然の風物を通して、私たちに訴えていたテーマでもあるのだろう。エンディングの、“地球を癒やそう”に、環境・人類愛への思いの深さを、うかがい知ることができた。
 眼鏡を持ち合わせず、一瞬の間に薄れた字幕の記憶を取り戻し、謙虚な、愛に満ちた言葉の温もりに浸りたい…
 「あなたは 何回観ますか!?」 ポスターの、たった一行だけのキャッチコピーが、じ~~んと効いてくる。。。

2009/11/17
ほのぼの写真

『作品集 美の恵み...

撮影場所:
2024/10/28