地方ほのぼの新聞
生活人語
不定期更新

11月27日(水)の予定 他(雑感)

(1)本日のカルチャーはレクダンスです。

(2)生活人語を更新しました。難しい内容ですが、私がNPO法人を設立した動機などを
   シリーズで纏めておりますので、少しでもご理解して下されば幸いです。
   この「地方ほのぼの新聞」と称する独自SNSを始めた頃は、毎日、投稿しておりました
   が、やがて加齢と共に週に1回、そして随時と、投稿回数が減ってしまいました。
   しかし、まだ、こうして投稿できることに感謝しなければならないと思っています。HU
   

2024/11/27
トピック
個人ブログの記事を紹介

<城の崎にて>

 先週、妻と二泊三日の旅をした。琵琶湖畔の長浜城から若狭湾・敦賀を経て城崎温泉へ(一泊目)、そして丹波福知山を経て京都へ(二泊目)。京都では、この時期ならではの美しい紅葉を見ることが出来たが、今回の旅行で私が一番印象に残ったのは、外国人観光客も多く訪れている城崎温泉の街おこしの考え方。私が泊まったのは昔ながらの小さな旅館であった。私が一人で狭い風呂に入っていると、私と同年齢位の人が、やはり一人で入ってきた。そこで二人は自然に湯船で会話が始まり、この人は神奈川県から観光バスでやってきたことがわかった。しかしこの宿に、観光バスの客が全員泊まっている様子はない。そこでこの人に聞いてみると、バスツアーの客は各旅館でシェアし、この旅館には8名だけが泊まっているという。翌日、昔読んだ志賀直哉の「城の崎にて」を思い出し「文芸館」に立ち寄った。すると館内に次のようなことが書いてあった。

 「城崎温泉には共存共栄の精神が息づいています。駅が玄関で旅館が客室、柳並木が廊下、外湯は大浴場、そしてお土産店が売店で飲食店はお食事処・・・。街全体が一つの宿として旅人をもてなし、温泉や景観を、城崎の共有財産として守っています」

 今回訪れた城崎のように、地方が各地の特色を生かした知恵を出せば、日本全体も活気づくと思うのだが、今の日本は、相変わらず大きいことを良しとし、一極集中で、上(?)任せの傾向にあるような気がする。そこで、決して派手ではないが、レトロな街並みを保ちつつ、経済的にも上手く回転している城崎の成功例を、各地がもっともっと研究して欲しいと思った妻との晩秋の旅であった。H.U

2017/11/29
ほのぼの写真

『作品集 美の恵み...

撮影場所:
2024/10/28