地方ほのぼの新聞
生活人語
毎週水曜日に更新

桜、藤の満開で思う!

 先週、この地域では桜が咲き誇った。そして今週は、事務所(以前の私の自宅)の藤が満開になった(写真)。こうして春の美しい光景を見る度に妻は、「桜や藤の満開をいつまで見ることが出来るのかなあ」とよく言う。歳を重ねた私も(9月に80歳)将来に不安を感じ、昨年3月に主力事業の訪問介護事業を無償で他事業所に移管し、NPO法人の代表も娘婿に譲り、今はケアマネ事業と介護予防のカルチャー活動を、一人の会員として活動しながら、最近は妻と小さな旅をしている。水上温泉、鵜の岬、都内散策・・・、そして来週は二泊三日で山陰の足立美術館に行く予定である。

 しかし、私には心残りが一つある。ある思いを抱いてNPO法人を設立し、SNSはFacebook、Twitter(X)、更にはLineよりも早く大学院生に開発して貰い、ブログ/写真、カルチャー日程などの運用を開始、自らは「生活人語」と称するブログにて、日頃の生活とNPO法人の理念を関連づけて毎日書き続けた。しかし、歳を重ねるに従い、ブログ投稿は週に一度(毎週水曜日)、随時、そうして最近は、数か月に一度になってしまった。が、最近のSNSの誹謗、中傷、なりすまし等の悪用を知るにつけ、私の思いが再び湧いてくるのだ。でも、妻との思い出づくりの旅も楽しい。そこで、この旅を続けるためにも、自らの思いは精神的支柱として、程々に持ち続けたい。H.U

2024/04/18
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<初石公民館まつりとXさん>

 去る9月9日(土)~10日(日)、題記公民館の文化祭があり、五つのサークル(絵手紙、しの笛etc)が参加し、私は、立見も出た満席の会場の中、日本舞踊で舞台に立った。妻の話によると、この日本舞踊を、Xさんの奥様も観にきて下さっていたとのこと。Xさんは数か月前にガンで亡くなったが、日本舞踊も一緒に稽古をしていた仲間である。私はXさんの奥さんが私達の踊りを観に来て下さったことにメールで謝礼した。そして「Xさんの思いも込めて踊りました」と書いた。すると、奥様からの返信が届いた。それによると、奥様だけでなく、Xさんの長男ご夫婦もお孫さんを連れて来て下さったとのこと。そして次のように書かれていた。「・・・(日本舞踊を)懐かしく拝見させていただきました。主人も参加したかったでしょう。孫とじじちゃんがいるよと楽しませてもらいました。・・・」。私はXさん家族の、相変わらずのXさん思いに目頭が潤んだ。今回踊った私達も、残りの人生は限られているように思う。しかし可能な限り、Xさんの思いを込めて踊り続けたい。
(写真はおめでたい席で踊る「高砂の舞」の一つの場面ですが、このあと、歌手・氷川きよしが栄枯盛衰の哀しみを歌う「白雲の城」の曲に合わせて踊りました)

2017/09/20
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